大柴胡湯

(だいさいことう)
【効能効果】
ツムラ大柴胡湯エキス顆粒(ツムラ8番)は比較的体力のある人で、便秘がちで、上腹部が張って苦しく、耳鳴り、肩こりなど伴うものの次の諸症。
胆石症、胆のう炎、黄疸、肝機能障害、高血圧症、脳溢血、じんましん、胃酸過多症、急性胃腸カタル、悪心、嘔吐、食欲不振、痔疾、糖尿病、ノイローゼ、不眠症等に良く効きます。
【用法用量】
通常、成人1日ツムラ大柴胡湯エキス顆粒(ツムラ8番) 7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
【成分・性状】
大柴胡湯エキス顆粒(ツムラ8番)7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス4.5gを含有する。
日局サイコ 6.0g 日局ハンゲ 4.0g 日局オウゴン 3.0g 日局シャクヤク 3.0g 日局タイソウ 3.0g 日局キジツ 2.0g 日局ショウキョウ 1.0g 日局ダイオウ 1.0g
添加物  日局ステアリン酸マグネシウム、日局乳糖、ショ糖脂肪酸エステル
剤形  顆粒剤
色  淡黄かっ色     におい  特異なにおい     味  苦味
識別コード  ツムラ/8  
【基本的注意】
1. ツムラ大柴胡湯エキス顆粒(ツムラ8番)の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。
なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
 2. 他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。
ダイオウを含む製剤との併用には、特に注意すること。
 3. ダイオウの瀉下作用には個人差が認められるので、用法及び用量に注意すること。
【副作用】
1発現状況 ツムラ大柴胡湯エキス顆粒(ツムラ8番)は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度は不明である。
2重大な副作用  (1). 間質性肺炎 発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等があらわれた場合には、ツムラ大柴胡湯エキス顆粒(ツムラ8番)の投与を中止し、速やかに胸部X線等の検査を実施するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
また、発熱、咳嗽、呼吸困難等があらわれた場合には、ツムラ大柴胡湯エキス顆粒(ツムラ8番)の服用を中止し、ただちに連絡するよう患者に対し注意を行うこと。
(2). 肝機能障害,黄疸 AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
3その他の副作用 消化器 食欲不振、腹痛、下痢等があらわれることがある。
【慎重投与】
1. 下痢、軟便のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
2. 著しく胃腸の虚弱な患者[食欲不振、腹痛、下痢等があらわれることがある。]
3. 著しく体力の衰えている患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。]
【高齢者への投与】
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。
【妊婦、産婦、授乳婦等への投与】
1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。[本剤に含まれるダイオウの子宮収縮作用及び骨盤内臓器の充血作用により流早産の危険性がある。]2.授乳中の婦人には慎重に投与すること。[本剤に含まれるダイオウ中のアントラキノン誘導体が母乳中に移行し、乳児の下痢を起こすことがある。]
【小児への投与】
小児等に対する安全性は確立していない。[使用経験が少ない]
貯法:しゃ光・気密容器
使用期限:容器、外箱に表示
【取扱品】
ツムラ大柴胡湯エキス顆粒(だいさいことう)ツムラ8番

ツムラ大柴胡湯エキス顆粒大箱(だいさいことう)ツムラ8番

錠剤:一元製薬 大柴胡湯(だいさいことう)

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