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【名  称】
 桐ver9 調剤支援システム K-Rp 4.01版 (アップデート差分)
【登 録 名】
 Krp401.LZH (約400Kb)
【登 録 日】
 2004/03/30
【著作権者】
 悲しげ and K-Rpプロジェクト(代表著作権者:悲しげ)
 本システムは『カンパウェア』です。
【掲載者名】
 悲しげ白秋 kanasy@phoenix-c.or.jp
【動作環境】
 桐ver9 上(sp1以降)でお使い下さい(桐ver8上では使えません)。
 なお、現時点で桐9-2004での挙動は未確認(追って掲示板で言及予定)。
【作成方法】
 LHaにて圧縮しています。
 解凍後、アップデート一括処理によってシステムを4.00版から4.01版にアップデートします。
【サポート】
 http://www.phoenix-c.or.jp/~kanasy/qabbs/rightbbs.cgi
 http://www.kusuriya.com/krp/
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▼本版は2004年4月の制度改訂対応版です。
 最初にお断りしておきますが、今回変更点の細部についてのQ&Aが出ていないため、本プログラムをかなり不確定なまま作らざるを得ませんでした。この点、ご諒解願います。
▼具体的なアップデートの方法。
 K-Rp 4.00版で実際に使用しているディレクトリに、この "Krp401.LZH"を解凍して下さい。同名既存ファイルについては、全て上書き解凍となります。今回は大半が上書き解凍となりますので、この点特にご注意下さい。
 念のため、バックアップを取ってから実行した方がいいと思います。時々、勘違いしている方がいらっしゃるので、ここで2〜3補足しておきますと、この場合のバックアップと云うのは、K-Rpメインメニューの「5:各種マスター」にある「7:バックアップ」を指すだけではありません。できれば、MO等の他メディアか、同一HD内の別フォルダに一時的に現行版のデータ一式をコピーしておくことをお勧めしておきます。
 さてその上で、"セット401.cmd" をダブルクリックして一括処理実行させて下さい。
 今回は既存データを洗う訳ではないので、寸時で完了すると思います。

▼さて、中味のメインは何と云っても新設された「一包化薬・浸煎薬・湯薬」の扱いです。冒頭に触れた事情で、随所で中途半端なチェックメッセージが出ると思いますが、ご自分で適宜判断の上、算定等を強行するか中止するかを決めて下さい。
 一包化薬等と他内服剤との関係、一包化薬と各種加算の問題などについては、各薬剤師会の説明に従って取り扱って下さい。
 それと、一包化薬の存在下で一部の剤の日数が多い場合(いわゆる「突き抜け」)の調剤料などについては、手動で割り出した上で「各種加算指定」画面の「L:(調剤料手動書き換え)」で対処して戴くことになります。
▼一包化薬等優先の考え方により、調剤録の剤毎点数データの並びは剤型としては
  a 一包化薬
  b 浸煎薬
  c 湯薬
  d 内服
  e 内滴
  f 屯服
  g 注射
  h 材料
  i 外用
  j その他
の順となります。よって、処方入力上もそのような順序になっている方がよいことになります。必要に応じて「剤移動」を駆使して対処して下さい。
▼新剤入力において、浸煎薬・湯薬についての服用方法は手入力となります。明らかに手抜きですが、検討する時間もなかったので。(^^;)
▼処方入力画面で[Z]キー(Zai)で剤型変更を試行しています。取り敢えずは内服から一包化薬・浸煎薬・湯薬への変更だけです。あと、特に浸煎薬・湯薬においては用法行の手動訂正も必要になろうかと思います。

▼今回は調剤基本料の分類も変更になっています。「メイン/6:その他処理/1:日計累計処理/4:集中率・月平均等参照」から昨年3月から今年2月までの月平均受付回数や集中率を計算し、もって必要あれば「メイン/5:各種マスター/4:初期設定」で「調剤基本料」を変更して下さい。この点、忘れないようにして下さい。
▼他にも、内服調剤料や幾つかの加算料・指導料の点数変更に対応させています。
▼手帳出力については、最終行の文言を「※注意事項」→「※相互作用など注意事項」に微変更しただけです。ちなみに言い回しとして「のみ合わせ」というのは少々紛らわしいので「相互作用」の方を採用しています。
 手帳への相互作用の記載の中味については、その場で手動追記とします。何せ、それ用の雛型マスターもないので、当然そうならざるを得なません。第一、あの狭いスペースに単品毎の相互作用を出力するのは困難且つ読みにいだろうし、多剤の場合でも処方の後に一括して出力するのが妥当だろうから、K-Rpでは同時に画面表示されているであろう(薬情1相当の詳しいタイプの)文面の中から取捨選択して入力することになろうかと想定しています。
 あとは、せいぜい表現の一部を初期設定/基本設定(2)/手帳備考群で用意しておく程度かと思います。その辺りアドリブ対応でお願いします。
▼「分割調剤」(同一薬局での2回目以降)に関しては未対応のままです(正確に云えば、手動計算)です。が、参考としてK-Rp上でのやり方を例示しておきます。
@受付回数は1回。
A調剤基本料5点は「各種加算等の指定」画面の「K:(基本料手動訂正)」で変更。
B薬剤料関係は、分割2回目該当となる残日数の分量を入力することで対応する(残量にかかる留意点は省略)。
C調剤料は、分割しないで全量(正確には上記Aを考慮した日数分)を1回で調剤した場合の点数から、前回分割算定した点数を引いた値を手計算で求め、「L:(調剤料手動書き換え)」で入力。
 そのためには、別途ダミー的に某日の分割しないで全量を調剤した場合の処方構成でもって点数計算をさせて調剤録点数データを印刷出力させた後、当該計算済み処方を削除すると云う作業が必要かと思う。
D話が後先になるが、指導料の類は算定しない。が、分割調剤で算定できないのは指導料だけで、自加算やら計加算その他は算定可能らしい(向や後発加算も)?
Eレセプト明細書上での「調剤数量」欄への「マル分」文字の附記は、当然ながら手書き追記としたい。摘要欄に「○月○日分割調剤あり」とでも出力しておくと見逃し難いかもしれない(摘要欄に記述すべき事項ではないが、記述してあったら絶対ダメと云うものでもなかろう)。
※分割調剤については、かくのごとく、オール手動修正で対応してもらうつもりですが、実は上記は全く未検証だったりします(^^;)。ので、この他に留意すべき点などあればBBSに挙げて下さい。これはお願いです、できればテストデータでもって実際に試した上で。

▼薬価更新データは別途のダウンロードとなります。
▼レセプト回りについては、次期版(4月末)の対応になる予定です。
▼その他の改良点は、後述の「【付】4.01版の改良点」のとおり。

 βテストにご協力下さった方に感謝。<(_ _)>  2004/03/30 悲しげ 記
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【付】4.01版の改良点
●バグ訂正。
・新箋入力で処方・調剤年月日変更の際に[診療科]項目までカーソルが進んでしまう場合があった件。
●各wfmで表示まわりを各種改良。特に薬情・手帳関連では表示位置やサイズを変更し、表引きボックスの表示を大きくしたつもり。
●調剤録・薬歴用のrptの対象表を修正、その結果薬歴表示が少し高速化(ほんの僅かだが)。
●Rp1.tbl,Rp0.tblとも、表定義で[医療機関名]〜[診療科]〜[医師名]〜[担当]の表引きを自動表示させなくした。例えば診療科がヌルであるような小規模院の場合に自動表示されるとウルサイから。
●上欄修正関連で、暫定的に[F2]キーを殺してみた。
●薬品一覧で新旧code振替する際のメッセージに、薬価改訂時の薬価違いを考慮。
===2004年制度改訂対応===
●剤型の種類に一包化薬・浸煎薬・湯薬を追加。変数も&一包化薬カウント,&浸煎薬カウント,&湯薬カウント,&一包化F等を追加。
但し、浸煎薬・湯薬の服用方法入力は手入力対応のみの手抜き。(^^;)
●一包化薬等優先の考え方により、調剤録の剤毎点数データの並びは
   一包化薬,浸煎薬,湯薬,内服,内滴,屯服,注射,材料,外用,その他
とする。よって、処方入力上もそのような順序になっている方がよいだろう(剤移動を駆使して)。
●調剤料算定に、内服31日以上と一包化薬・浸煎薬・湯薬の判断を追加。一包化薬の調剤料算定関係はなお継続検討中。
●処方入力画面で[Z]キー(Zai)で剤型変更試行。取り敢えずは内服→一包化薬・浸煎薬・湯薬だけ。且つ用法行は手修正とする。
●各種加算指定(一包化加算廃止)・自家製剤加算(浸煎剤の廃止)サブメニュー変更。
●一包化関連の点数計算では、随所でチェック的メッセージを出しているが、委細不明ゆえ「訳あり強行」を認めた作りとしている。
●調剤料訂正画面の剤型欄を「一包化薬**」関連で拡大。
●薬情作成・薬袋作成ルーチンも例の3種類関連で微修正あり。
●手帳については出力時の文言を「※注意事項」→「※相互作用など注意事項」に微変更。あとの中味はアドリブ対応。せいぜい表現の一部を初期設定/基本設定(2)/手帳備考群で用意しておく程度か。…ちなみに「のみ合わせ」なる言い回しは嫌った。
●特指,麻管,薬情1,長期1,長期2の点数を組み換え。在宅の縛りを月8回に増(但し患者病名・週2回云々の縛り判断は手動)
●「分割調剤」関連は未対応のままであるが、手計算・手動修正のやり方を別途テキストで例示しておく。
●総評的には、今回はこの10年間で最も不定要素の多いスタートとの印象あり。
●マニュアル(help)は未改訂。(^^;)
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ダウンロードファイル名は "Krp401.LZH" です。