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【名  称】
 桐ver9 調剤支援システム K-Rp 4.03版 (アップデート差分)
【登 録 名】
 Krp403.LZH (約260Kb)
【登 録 日】
 2004/08/31
【著作権者】
 悲しげ and K-Rpプロジェクト(代表著作権者:悲しげ)
 本システムは『カンパウェア』です。
【掲載者名】
 悲しげ白秋 kanasy@phoenix-c.or.jp
【動作環境】
 桐ver9 上(sp1以降)でお使い下さい。
 なお、現時点でも桐9-2004での挙動は未確認ですが、多分大丈夫でしょう。
【作成方法】
 LHaにて圧縮しています。
 解凍後、アップデート一括処理によってシステムを4.02版から4.03版にアップデートします。
【サポート】
 http://www.phoenix-c.or.jp/~kanasy/qabbs/rightbbs.cgi
 http://www.kusuriya.com/krp/
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▼本版は、レセプト明細書で「続紙」の下部は空白にしておく件につき、バージョンとして正式に対応させることが主要な改良点と云うことになります。(これまではBBS上での暫定対応に過ぎなかったので)
▼具体的なアップデートの方法。
 K-Rp 4.02版で実際に使用しているディレクトリに、この "Krp403.LZH"を解凍して下さい。同名既存ファイルについては、全て上書き解凍となります。上書きしないとアップデートされませんのでご注意下さい。
 念のため、バックアップを取ってから実行した方がいいと思います。時々、勘違いしている方がいらっしゃるので、ここで2〜3補足しておきますと、この場合のバックアップと云うのは、K-Rpメインメニューの「5:各種マスター」にある「7:バックアップ」を指すだけではありません。できれば、MO等の他メディアか、同一HD内の別フォルダに一時的に現行版のデータ一式をコピーしておくことをお勧めしておきます。
 さてその上で、"セット403.cmd" をダブルクリックして一括処理実行させて下さい。
 今回は既存データを洗うこともないので、寸時にアップデートが完了すると思います。

▼レセプト明細書印刷用レポートである "RCPT.rpt" は次のような変更を加えてあります。

1)「ファイル属性」の「表題等」タブから「新しい印字属性を使用する」にチェックを入れる。(この設定を変更した場合、定義している印字属性式はクリアされますが、よろしいですか?でもOKとする)
2)上部のどこでもよい某所(この場合は「特記事項」欄の片隅)に小さくテキストボックスを設け(表示幅・高さとも6pt)、その場所を借りて変数に値を代入しておく。この場合は、レセプト1件毎に何頁目になるかを最終的に&件数に代入。その計算式は

#計算(#cond([月照合]=&月照合,#計算(#頁番号-&秒),1,#計算(#代入(&月照合,[月照合]),#代入(&秒,#頁番号-1),#計算(#頁番号-&秒))),#計算(#代入(&件数,#頁番号-&秒)),"")

 この部分、「表示」タブで「印刷する」のチェックを外してしまうと、この計算式自体が実行されないようなので、チェックは付けたままとする。ただし、上記計算式では最後に未定義を返しているので、いずれにせよ空出力。
 また、このテキストオブジェクトは、フッタ部各テキストよりも奥に(オブジェクトのリストで上の方に)位置していなければ意味が無いので、オブジェクトリスト上で[Shift]+[↑]キーでできるだけ上の方に移動させておく必要がある。例示したものは「テキスト6」の名で一番上に位置させている。
3)その上で、フッタ部の全テキスト(摘要欄を含む)について次のように設定([Ctrl]+左クリックでフッタ部の全テキストを指定しておいて、一括設定することも可能)。
@「印字属性」タブから右下にある属性式設定用のボタンをクリック。
A「新規行」を指定し
B「条件式」は &件数>1 として、最下行の「印刷しない」にチェック。
4)前述の「定義している印字属性式はクリアされ」てしまったことに付随して、次のような手当も必要となろう。
@医療機関名テキストのところ
「印字属性」タブの最下行「属性式(V)」の右端のボタンをクリック。
「条件編集」画面から「新規行」ボタンをクリック。
「印字条件の設定」画面で、
  「条件式(A)」    →  #桁数([医療機関名])>26
  フォント「サイズ(S)」 →  12pt
A被保険者証記号番号テキストのところも同様に
「印字属性」タブの最下行「属性式(V)」の右端のボタンをクリック。
「条件編集」画面から「新規行」ボタンをクリック。
「印字条件の設定」画面で、
  「条件式(A)」    →  #文字数(#印字データ)>15
  フォント「サイズ(S)」 →  8pt
B他にもあるかもしれないが、当方で気が付いたのはこの2箇所のみ。

 ユーザがこれまで使っていた "RCPT.rpt" は、アップデート処理の過程で "RCPTb200407.rpt" の名でリネーム保存していますから、自力でカスタマイズしたい方は以上を参考にして下さい。
 そうでない方は、北海道仕様である "RCPT01.rpt" を自動的に "RCPT.rpt"(実際に印刷に使うレポートファイル名)に更新していますので、これを(そのまま又は微変更を加えて)お使い下さい。

▼一包化薬関連の「突き抜け」時の用法行の記述につき、部分対応を試行してみました。
 処方入力画面上で別行とすることは諦めて「 以上 分1 夕食後※○日分の一包化調剤後」のように用法の後ろに追記する仕様としてみました。操作としては処方入力画面、当該内服剤の用法行で「I」=Ippoukaキーを押すと、確認の上で用法に「※○日分の一包化調剤後」の字句が追記されますので、「○」を手修正して一丁上がりです。「※」が重要ですので、この字句は削除しないこと(レセプト明細データ作成時にはこの字で以て改行するの)。薬歴画面によっては用法行の後ろは隠れて見えないかもしれませんが、「※○日分の一包・・・」くらいまでは見えるだろうから、支障もないように思います。
 ただし、肝心の調剤料の方は自動計算はしない(できない)ので手動訂正のままです。
 それと、薬情文書等にもこの「※」云々字句は出てしまうので、薬情等では手動削除の必要だありまふ。そのことを念頭においておけば、この「※」印を、長い用法の改行(レセプト明細書上で)にも利用可能かも(自己責任で)。ちなみに「自己責任」なる言葉は、2004年4月から私の嫌いな言葉になりました。

▼老眼(?)ユーザからの要望により、処方入力画面上で長期投薬制限品目(薬品マスタ上で制限日数項目に値が入力済のもの)の文字色を淡い藤色から濃い赤色に微変更しました。フォントサイズの拡大とか太字化までは未対応。

▼その他の改良点は、後述の「【付】4.03版の改良点」のとおり。

 βテストにご協力下さった方に感謝。<(_ _)>  2004/08/30 悲しげ 記
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【付】4.03版の改良点
●バグ修正。
・レセプト明細書印刷用レポートで「続紙」の下部を空白出力するの件、そのように修正した "RCPT.rpt" に正式に更新した(変更点の細部は"Krp403.txt"に詳述)。
 なお、既存の"RCPR.rpt"は"RCPTb200407.rpt"の名で保存済。
●一包化薬の「突き抜け」に対する用法行の記述に部分対応。当該内服薬の用法行で「I」キーを押すことで「※○日分の一包化調剤後」の字句を追記→手修正とする。
 レセプト明細書では、この「※」字を利用して改行出力させるようにした。
●薬歴・古薬歴参照の際に「↓」キーの挙動を微変更。
●レセプト画面参照から、1件のみ印刷釦で、印刷後に処理対象行を保持するように微修正。
●ユーザからの要望により、処方入力画面上で長期投薬制限品目(薬品マスタ上で制限日数項目に値が入力済のもの)の文字色を藤色→赤色に微変更。
●マニュアル(help)は未改訂。(^^;)
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ダウンロードファイル名は "Krp403.LZH" です。